貿易用語集

貿易用語集(アルファベット順)

根本的な貿易用語をできるだけわかりやすく説明してみました。
少しでも皆様のビジネスにお役にたてれば幸いです。

T

T/S(Transshipment, トランシップ)

Transshipment参照

Tank Container(Tanktainer, ISO Container, Isotainer, アイソコンテナ)

ISO Container参照

Tanktainer(Tank Container, ISO Container, Isotainer, アイソコンテナ)

ISO Container参照

Tariff(Rate of Duty, 税率)

税額を算出するために用いられる比率。税の種類によって税額算出の基礎になる課税標準が、価格の場合と数量の時がある。

Tariff Code(H.S. Code, Harmonized Commodity Description and Coding System, 輸出入統計品目番号, 関税番号, 国際統一商品分類システム, 商品の名称及び分類についての統一システム, 税番, 品目コード)

H.S. Code参照

Temporary Rate(暫定税率)

関税暫定措置法で約500品目に対して定められている暫定的な税率。基本税率、特恵税率と並び国定税率の一つであり、常に基本税率に優先して適用される。

THC(Terminal Handling Charge, CY Charge, Empty Container Handling Charge, ECHC,コンテナ取扱料金)

船会社の管理するコンテナヤードでの作業料という名目で、荷主が船会社に支払う課徴金(サーチャージ)。仕向地により料金が異なる。

The Customs Law(関税法)

関税の確定、納付、徴収及び還付並びに貨物の輸出入についての税関手続の適正な処理を図るために必要な事項を定めた法律。関税定率法と並んで関税制度の基本法である。1954に施行された。

The Customs Tariff Law(関税定率法)

関税の税率、課税標準、減免等について定めた法律である。1911年に施行された。

The List of Suspicious End Users(外国ユーザーリスト)

経済産業省から輸出者に提供される、大量破壊兵器の開発などの懸念が払しょくされない外国の企業名や組織名の情報のこと。経済産業省のホームページに掲載されており、随時更新される。2013年時点で、アフガニスタン、アラブ首長国連邦、イスラエル、イラン、インド、北朝鮮、シリア、台湾、中国、パキスタン、香港の組織が掲載されている。輸出者は輸出する貨物等のユーザーが本リストに掲載されていないことを事前に確認する義務があり、基本的にリストに記載されている組織に対する輸出は、経済産業大臣の許可が必要になる。

The Uniform Customs and Practice for Documentary Credit(UCP, 信用状統一規則)

UCP参照

Through Bills of Lading(Combined Bill of Lading, スルーB/L, 通し船荷証券)

複数の運送業者が貨物を分担して輸送するにもかかわらず、単一のB/L(船荷証券)で荷受地から最終目的地までカバーするB/Lの一種。各運送業者間で事前に特約を締結しておくことにより、最初に荷主から貨物を受け取った業者が最終目的地まで有効なB/Lを発行することが出来る。

Tractor Head(トラクタ)

シャーシを取り付けて引っ張る自動車。トラクタヘッド。ヘッド。(Trailer参照)

Trailer(トレーラー)

運転手が乗る前の動力部分と後ろの貨物部分が分かれるタイプの貨物自動車(牽引自動車)の後ろの部分。牽引する前の運転席の部分はトラクタという。通常のトラックは前の運転席の部分(キャブ)と後ろの部分がくっついていて離れないが、エンジンを積んだ前の動力部分(トラクタ)と貨物を積む後ろの部分(トレーラー)が切り離しが出来るタイプの貨物自動車をトラクタとトレーラーという。シャーシや被牽引(ひけんいん)車とも呼ばれる。カーブなどで前と後ろが折れ曲がるので、回転半径が小さく、両側4車線程度の道であればUターンも可能である。前と後ろが離れることが出来るため、荷物の積み下ろし(荷役)の作業をするときに、前の動力部分が無くてもよい、などの利点がある。トラクタ(前)とトレーラー(後ろ)ともに法律上に自動車とされているために、それぞれ別のナンバープレートを付けている。

Transit Time(トランジットタイム)

移動にかかる時間。海運では、積地港から仕向港までの所要日数。

Transshipment(T/S, トランシップ)

積地港から仕向港まで一つの船で輸送されずに、途中の港で別の船に積み替えること。積み替え貨物量が多い港は、シンガポール、香港、釜山など。

Triangular Trade(Intermediary Trade, 仲介貿易, 三国間貿易)

外国から外国への貿易を仲介すること。例えば、日本の会社が、中国から貨物を買ってアメリカに売るような取引。貨物は直接中国からアメリカへ輸送されるが、決済は日本の会社が介在する。三国間貿易ともいう。

Triaxle Chassis(三軸シャーシ)

コンテナを輸送するシャーシの種類で、車軸の数(コンテナの下にある台車であるシャーシを真横から見た時のタイヤの数と同じ)が三つであるもの。二軸シャーシもある。
三軸シャーシを使用する時は二軸シャーシより重い貨物を積載することが出来る。三軸シャーシによる移動であれば、20フィートコンテナで「コンテナ総重量24,000キロ-コンテナ自重 約2,300キロ(鉄製コンテナの一例。コンテナの自重はそれぞれ異なる。)= 最大積載量 約21,700キロ」となり、40フィートコンテナで「コンテナ総重量30,480キロ-コンテナ自重 約3,800キロ(鉄製コンテナの一例。)= 最大積載量 約26,680キロ」となる。